思春期の人にとっての先輩

思春期の人は「先生」という立場の人よりも「先輩」と言う立場の人の言葉を良く受容するようだ

なぜなのだろう
先生よりも先輩
親よりもおじさん
先生と親は反発の対象でもある
そこには義務的な関係が伴う
先輩やおじさんは権力関係になく権威も無く
社会制度と関係していない
先生と親は権力・権威・社会とひとつながりになっている
最終的には先生と親を乗り越えなければならない事になる
それが社会で自立するという事だろう
その手前で
おじさんと先輩がいる
ーー
親や先生との緊張関係は
たぶん、財産や地位の事に関係しているだろう
自分が成長するという事は
自分が先生や親の地位を脅かす存在になるという事だ
先輩やおじさんではそのような緊張関係は発生しないだろう
財産や地位を軸として考えれば親と先生はライバルなのだろう
時間を延ばして考えれば相続であるし師弟関係という事になるのだが
キツく考えるとライバルになる
そのような関係に弱い若者は少なくないのだろうと思う