どんな傾向があるとお感じになりますか?
必読書150: 本: 柄谷 行人,岡崎 乾二郎,島田 雅彦,渡部 直己,浅田 彰,奥泉 光,スガ 秀実
人文社会科学50
1. 『饗宴』プラトン(岩波文庫)
2. 『詩学』アリストテレス(岩波文庫)
3. 『告白』アウグスティヌス(岩波文庫)
4. 『レオナルド・ダ・ヴィンチの手記』レオナルド・ダ・ヴィンチ(岩波文庫)
5. 『君主論』マキァヴェッリ(岩波文庫)
6. 『ユートピア』トマス・モア(岩波文庫)
7. 『方法序説』デカルト(岩波文庫)
8. 『リヴァイアサン』ホッブズ(岩波文庫)
9. 『パンセ』パスカル(中公文庫)
10. 『エチカ』スピノザ(岩波文庫)
11. 『社会契約論』ルソー(岩波文庫)
12. 『純粋理性批判』カント(岩波文庫)
13. 『精神現象学』ヘーゲル(平凡社ライブラリー)
14. 『死に至る病』キルケゴール(岩波文庫)
15. 『資本論』マルクス(岩波文庫)
16. 『道徳の系譜』ニーチェ(岩波文庫)
17. 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ヴェーバー(岩波文庫)
18. 『一般言語学講義』ソシュール(岩波書店)
19. 『精神の危機』ヴァレリー(中公バックス『世界の名著66アラン/ヴァレリー』収録)
20. 『快感原則の彼岸』フロイト(ちくま学芸文庫『自我論集』収録)
21. 『政治神学』シュミット(未来社)
22. 『シュルレアリスム宣言』ブルトン(岩波文庫)
23. 『存在と時間』ハイデッカー(岩波文庫)
24. 『ガンジー自伝』ガンジー(中公文庫)
25. 『複製技術時代における芸術作品』ベンヤミン(岩波文庫『ボードレール他五篇』収録)
26. 『大転換』ポランニー(東洋経済新報社)
27. 『啓蒙の弁証法』アドルノとホルクハイマー(岩波書店)
28. 『全体主義の起源』アレント(みすず書房)
29. 『哲学探究』ウィトゲンシュタイン(大修館書店『ウィトゲンシュタイン全集8』収録)
30. 『野生の思考』レヴィ=ストロース(みすず書房)
31. 『グーデンベルグの銀河系』マクルーハン(みすず書房)
32. 『言葉と物』フーコー(新潮社)
33. 『グラマトロジーについて』デリダ(現代思潮新社)
34. 『アンチ・オイディプス』ドゥルーズとガタリ(河出書房新社)
35. 『精神分析の四つの基本概念』ラカン(岩波書店)
36. 『近代世界システム』ウォーラーステイン(岩波書店)
37. 『ジョン・ケージ』ケージ(青土社)
38. 『オリエンタリズム』サイード(平凡社ライブラリー)
39. 『精神と自然』ベイトソン(新思索社)
40. 『想像の共同体』アンダーソン(NTT出版)
41. 『玉勝間』本居宣長(筑摩書房『本居宣長全集1』収録)
42. 『胆大小心録』上田秋成(岩波文庫)
43. 『余は如何にして基督信徒となりし乎』内村鑑三(岩波文庫)
44. 『東洋の思想』岡倉天心(講談社学術文庫)
45. 『西田幾多郎哲学論集1・2・3』西田幾多郎(岩波文庫)
46. 『「いき」の構造』九鬼周造(岩波文庫)
47. 『風土』和辻哲郎(岩波文庫)
48. 『木綿以前の事』柳田國男(岩波文庫)
49. 『国語学原論』時枝誠記(岩波書店)入手不可
50. 『経済学方法論』宇野弘蔵(東京大学出版会)入手不可
日本文学50
1. 『浮雲』二葉亭四迷(岩波文庫)
2. 『舞姫』森鴎外(文春文庫)
3. 『にごりえ』樋口一葉(岩波文庫)
4. 『高野聖』泉鏡花(新潮文庫)
5. 『武蔵野』国木田独歩(新潮文庫)
6. 『吾輩は猫である』夏目漱石(新潮文庫)
7. 『破戒』島崎藤村(新潮文庫)
8. 『布団』田山花袋(岩波文庫)
9. 『あらくれ』徳田秋声(新潮文庫)
10. 『或る女』有島武郎(新潮文庫)
11. 『小僧の神様』志賀直哉(新潮文庫)
12. 『冥途・旅順入城式』内田百閒(岩波文庫)
13. 『銀河鉄道の夜』宮澤賢治(新潮文庫)
14. 『押絵と旅する男』江戸川乱歩(ちくま文庫)
15. 『機械』横光利一(新潮文庫)
16. 『春琴抄』谷崎潤一郎(新潮文庫)
17. 『ドグラ・マグラ』夢野久作(角川文庫)
18. 『村の家』中野重治(講談社文芸文庫)
19. 『雪国』川端康成(新潮文庫)
20. 『死者の書』折口信夫(中公文庫)
21. 『斜陽』太宰治(新潮文庫)
22. 『俘虜記』大岡昇平(新潮文庫)
23. 『死霊』埴谷雄高(講談社)
24. 『仮面の告白』三島由紀夫(新潮文庫)
25. 『ひかりごけ』武田泰淳(新潮文庫)
26. 『楢山節考』深沢七郎(新潮文庫)
27. 『砂の女』安部公房(新潮文庫)
28. 『エロ事師たち』野坂昭如(新潮社)
29. 『死の棘』島尾敏雄(新潮文庫)
30. 『神聖喜劇』大西巨人(光文社文庫)
31. 『万延元年のフットボール』大江健三郎(講談社文芸文庫)
32. 『円陣を組む女たち』古井由吉(中公文庫)
33. 『挟み撃ち』後藤明生(講談社文芸文庫)
34. 『食卓のない家』円地文子(新潮社)入手不可
35. 『枯木灘』中上健次(小学館文庫)
36. 『赤光』斉藤茂吉(新潮文庫)
37. 『月に吠える』萩原朔太郎(角川文庫)
38. 『田村隆一詩集』田村隆一(思潮社)
39. 『吉岡実詩集』吉岡実(思潮社・現代詩文庫)
40. 『小説神髄』坪内逍遥(岩波文庫)
41. 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』北村透谷(旺文社文庫)入手不可
42. 『福翁自伝』福沢諭吉(岩波文庫)
43. 『歌よみに与ふる書』正岡子規(岩波文庫)
44. 『時代閉塞の現状』石川啄木(岩波文庫)
45. 『様々なる意匠』小林秀雄(新潮文庫『Xへの手紙・私小説論』収録)
46. 『日本の橋』保田與重郎(講談社文芸文庫『保田與重郎文芸論集』収録)
47. 『堕落論』坂口安吾(角川文庫)
48. 『復興期の精神』花田清輝(講談社学芸文庫)
49. 『転向論』吉本隆明(講談社文芸文庫『マチウ書志論・転向論』収録)
50. 『成熟と喪失』江藤淳(講談社文芸文庫)
海外文学50
1. 『オデュッセイア』ホメロス(岩波文庫)
2. 『創世記』旧約聖書(岩波文庫)
3. 『オイディプス王』ソポクレス(新潮文庫)
4. 『唐詩選』(岩波文庫)
5. 『ルバイヤート』ハイヤーム(岩波文庫)
6. 『神曲』ダンテ(岩波文庫)
7. 『ガルガンチュアとパンタグリュエルの物語』ラブレー(岩波文庫)
8. 『ハムレット』シェイクスピア(ちくま文庫)
9. 『ドン・キホーテ』セルバンテス(ちくま文庫)
10. 『ガリヴァー旅行記』スウィフト(岩波文庫)
11. 『トリストラム・シャンディ』スターン(岩波文庫)
12. 『悪徳の栄え』サド(河出文庫)
13. 『ファウスト』ゲーテ(新潮文庫)
14. 『パルムの僧院』スタンダール(新潮文庫)
15. 『外套』ゴーゴリ(岩波文庫)
16. 『盗まれた手紙』ポー(新潮文庫『モルグ街の殺人事件』収録)
17. 『嵐が丘』エミリー・ブロンテ(新潮文庫)
18. 『白鯨』メルヴィル(講談社文芸文庫)
19. 『ボヴァリー夫人』フローベール(新潮文庫)
20. 『不思議の国のアリス』キャロル(新潮文庫)
21. 『悪霊』ドストエフスキー(新潮文庫)
22. 『桜の園』チェーホフ(新潮文庫)
23. 『ブラウン神父の童心』チェスタトン(創元推理文庫)
24. 『失われた時を求めて』プルースト(ちくま文庫)
25. 『審判』カフカ(岩波文庫)
26. 『阿Q正伝』魯迅(岩波文庫)
27. 『ユリシーズ』ジョイス(集英社)
28. 『魔の山』トーマス・マン(岩波文庫)
29. 『われら』ザミャーチン(岩波文庫)
30. 『特性のない男』ムージル(松籟社)
31. 『夜の果ての旅』セリーヌ(中公文庫)
32. 『アブサロム、アブサロム!』フォークナー(講談社文芸文庫)
33. 『フェルディドゥルケ』ゴンブローウィッチ(『集英社版世界の文学10ゴンブローヴィッチ』)
34. 『嘔吐』サルトル(人文書院)
35. 『泥棒日記』ジュネ(新潮文庫)
36. 『ゴドーを待ちながら』ベケット(白水社)
37. 『嫉妬』ロブ=グリエ(新潮社)入手不可
38. 『モデラート・カンタービレ』デュラス(河出文庫)
39. 『ソラリスの陽のもとに』スワニワフ・レム(ハヤカワ文庫)
40. 『百年の孤独』ガルシア=マルケス(新潮社)
41. 『真夜中の子どもたち』ラシュディ(早川書房)入手不可
42. 『ブレイク詩集』ブレイク(角川文庫)
43. 『ヘルダーリン詩集』ヘルダーリン(河出書房新社)入手不可
44. 『悪の華』ボードレール(新潮文庫)
45. 『ランボー詩集』ランボー(新潮文庫)
46. 『荒地』エリオット(思潮社)
47. 『マヤコフスキー詩集』マヤコフスキー(飯塚書店)入手不可
48. 『ツェラン詩集』ツェラン(青土社)
49. 『ドストエフスキーの詩学』バフチン(ちくま学芸文庫)
50. 『文学空間』ブランショ(現代思潮新社)
東大教師が新入生にすすめる100冊
1.カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー 光文社古典新訳文庫 2006)
2.オリエンタリズム(エドワード・サイード 平凡社 1993)
3.ゲーデル、エッシャー、バッハ(ダグラス・R.ホフスタッター 白揚社 2005)
4.プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(マックス・ヴェーバー 岩波文庫 1989)
5.解析概論(高木貞治 岩波書店 1983)
6.自由からの逃走(エーリッヒ・フロム 東京創元社 1984)
7.邪宗門(高橋和巳 朝日新聞社 1993)
8.チベット旅行記(河口慧海 白水社 2004)
9.ホーキング、宇宙を語る(スティーヴン・ホーキング 早川書房 1995)
10.ワンダフル・ライフ(スティーヴン・グールド 早川書房 2000)
11.現代政治の思想と行動(丸山真男 未来社 1985)
12.人間を幸福にしない日本というシステム(ウォルフレン 新潮社 2000)
13.想像の共同体(ベネディクト・アンダーソン NTT出版 1997)
14.歎異抄(金子大栄 岩波書店 1981)
15.中島敦全集(中島敦 筑摩書房 2001)
16.徒然草抜書(小松英雄 講談社 1990)
17.日本人の英語(マーク・ピーターセン 岩波新書 1988)
18.夜と霧(ヴィクトル・フランクル みすず書房 2002)
19.利己的な遺伝子(リチャード・ドーキンス 紀伊国屋書店 1991)
20.理科系の作文技術(木下是雄 中央公論新社 1981)
21.フィールドワーク(佐藤郁哉 新曜社 1992)
22.危機の二十年(エドワード・ハレット・カー 岩波書店 1996)
23.吉田秀和全集(吉田秀和 白水社 2002)
24.栽培植物と農耕の起源(中尾佐助 岩波書店 1984)
25.罪と罰(ドストエフスキー 岩波書店 2000)
26.三四郎(夏目漱石 岩波書店 1990)
27.史的システムとしての資本主義(イマニュエル・ウォーラーステイン 岩波書店 1997)
28.失われた時を求めて(マルセル・プルースト/鈴木道彦訳 集英社文庫 2006)
29.純粋理性批判(イマヌエル・カント/原佑訳 平凡社ライブラリー 2005)
30.職業としての政治(マックス・ヴェーバー 岩波書店 1980)
31.神谷美恵子著作集(神谷美恵子 みすず書房 1980)
32.戦争と平和(レフ・ニコラエヴィチ・トルストイ 新潮社 2006)
33.大衆教育社会のゆくえ(苅谷剛彦 中央公論新社 1995)
34.知的複眼思考法(苅谷剛彦 講談社 2002)
35.南方熊楠(鶴見和子 講談社 1981)
36.脳のなかの幽霊(V.S.ラマチャンドラン 角川書店 1999)
37.悲の器(高橋和巳 新潮社 1983)
38.碧巌録(克勤 岩波書店 1996)
39.方法序説(ルネ・デカルト 中央公論新社 2001)
40.夢判断(ジークムント・フロイト 新潮社 2005)
41.量子力学(朝永振一郎 みすず書房 1969)
42.論理哲学論考(ルードヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン 岩波書店 2003)
43.侏儒の言葉(芥川龍之介 岩波書店 2003/02 )
44.「超」勉強法(野口悠紀雄 講談社 2000)
45.ワイルド・スワン(ユン・チアン/土屋京子訳 講談社 1993)
46.「死の跳躍」を越えて(佐藤誠三郎 都市出版 1992)
47.Dブレーン─超弦理論の高次元物体が描く世界像(橋本幸士 UT_Physics2 2006)
48.アイデアのつくり方(ジェームズ・ウェッブ・ヤング TBSブリタニカ 1988)
49.それから(夏目漱石 新潮社 1992)
50.タイの僧院にて(青木保 中央公論新社 1979)
51.官僚たちの夏(城山三郎 新潮社 2002)
52.虚無への供物(中井英夫 講談社 2004)
53.君たちはどう生きるか(吉野源三郎 岩波文庫 1982)
54.吾輩は猫である(夏目漱石 新潮社 2003/06 )
55.三国志(吉川英治 講談社 1989)
56.地下室の手記(ドストエフスキー 新潮社 1997)
57.定本言語にとって美とはなにか(吉本隆明 角川書店 2001)
58.こころ(夏目漱石 新潮社 2004)
59.白痴(ドストエフスキー 新潮社 2004)
60.イスラム報道(エドワード・W.サイード みすず書房 2003)
61.インターネットと課税システム(渡辺智之 東洋経済新報社 2001)
62.ガリヴァー旅行記(ジョナサン・スウィフト 岩波書店 2001)
63.チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷(塩野七生 新潮社 1982)
64.トムは真夜中の庭で(アン・フィリッパ・ピアス 岩波書店 2000)
65.バベル-17(サミュエル・R.ディレーニ 早川書房 1977)
66.ぼくを探しに(シェル・シルヴァスタイン 講談社 1979)
67.マークスの山(高村薫 講談社文庫 2003)
68.ミラノ 霧の風景(須賀敦子 白水社uブックス 2001)
69.もてない男(小谷野敦 筑摩書房 1999)
70.モモ(ミヒャエル・エンデ 岩波書店 1998)
71.レディ・ジョーカー(高村薫 毎日新聞社 1997)
72.ロードス島攻防記(塩野七生 新潮社 1991)
73.ローマ人の物語(塩野七生 新潮社 1992-2006)
74.ロケットボーイズ(ホーマー・H.ヒッカム 草思社 2000)
75.悪霊(ドストエフスキー/江川卓訳 新潮文庫 2004)
76.異人たちとの夏(山田太一 新潮社 1991)
77.果しなき流れの果に(小松左京 徳間書店 1990)
78.吉里吉里人(井上ひさし 新潮社 1985)
79.宮本武蔵(吉川英治 講談社 1989)
80.偶然と必然(ジャック・リュイシアン・モノー みすず書房 1982)
81.フォークの歯はなぜ四本になったか(ヘンリー・ペトロスキー 平凡社 1995)
82.笹まくら(丸谷才一 新潮社 1983)
83.山月記・李陵(中島敦 岩波文庫 1994)
84.生きのびるためのデザイン(ヴィクター・J.パパネック 晶文社 1974)
85.蝉しぐれ(藤沢周平 文藝春秋 1991)
86.戦艦武蔵(吉村昭 新潮社 1992)
87.蒼穹の昴(浅田次郎 講談社 1996)
88.大聖堂(ケン・フォレット 新潮社 1991)
89.誰のためのデザイン?(ドナルド・A.ノーマン 新曜社 1990)
90.単独行(加藤文太郎 二見書房 1984)
91.冬の鷹(吉村昭 新潮文庫 1976 改版1988)
92.謎ときカラマーゾフの兄弟(江川卓 新潮選書 1991)
93.謎とき罪と罰(江川卓 新潮選書 1986)
94.謎とき白痴(江川卓 新潮選書 1994)
95.不滅(ミラン・クンデラ 集英社 1999)
96.棒がいっぽん(高野文子 マガジンハウス 1996)
97.本はどう読むか(清水幾太郎 講談社 1984)
98.幼年期の終り(アーサー・チャールズ・クラーク 早川書房 1979)
99.倚りかからず(茨木のり子 筑摩書房 2007)
100.自分のなかに歴史をよむ(阿部謹也 筑摩書房 1988)
—–
個人的には、好きなら何も言うことはないですが、こんなにも無駄な本を、
教養のためと思って、他にやりたいことがあるのに読むなんていうことは、
まったく時間の無駄であると思います。
あなたの身の回りにいる、尊敬に値する人物は、こういうもので
その人格の核を作ったのではないはずだと思います。
そして私の場合は読むのが好きだからもうどうしようもなく読んでいます。
他に楽しみがないのです。