指先を怪我してみて分かったのだが
昔の人はたぶん
怪我をして手の指がなくなったり
足のどこかがなくなったりして
そのまま活動が鈍って栄養も不良になり死んでいったものなのだろうと思う
指先を切って血が出ただけで死を感じるというのも
素朴すぎるようなものだが
指先の怪我をして
指先を何に使っていたかがよく分かる
食事のために
愛のために
ペンを取り
キーボードをたたき
風呂で何かして
お手洗いでもやはり指先を使い
顔をひっかいたりすると顔の血ではなくて指の血が顔についたりもする
今はスーパーのおかげで栄養不良にならずにすんでいる