人の心を想像する

人の心を想像するというのも容易ではない

普通は自分がどうだったかを基準にして考えるものなので
「自分」が、標準から、いい方にしても悪い方にしても、ずれていると想像は当たらない
それは原理的に乗り越えられない壁になる
自分をいったん留保して理論に頼るとして
その理論がまた、ダブルバインドとか分離脳の時代から
いろいろあってサイコパス、PTSD、BPⅡの時代を経過して現在の混沌に至る
何を信じていいのか分からない
古いカルテを見ると恥ずかしいはず
昔からドイツ記述精神医学で通した方が結果的によかった様な気もする
ドパミンとかセロトニン、グルタミン酸とか言ってもこころを想像するのとは随分距離がある