患者さんと治療者との間の関係を
二者関係にしておくのがいい場合もあるし
三者関係にするのがいい場合もある
最適環境を設定するのも治療の選択である
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三者の関係の中で
誰かの言葉が像を作り
三者の中間に結ぶ
その像を三者が確認して共有する
訂正が必要な場合は訂正する
そうした三者による空間と
その間に浮かぶ解釈像が
治療に有効である
治療者の心のなかににあるイメージではなくて
三者の間、三角形の中心に出現するイメージを共有することが治療なのだ