2010年10月、政府・日銀の強い介入決意を聞いていろいろの感想
老舗の三代目、売っておけばよかったと後悔している人
値上がりしたらこんどこそ売るぞと決意
この人なんかは既得権益者の代表
心配はするが働いてはいない
株屋さん
政府系とか年金系が動いてくれればチャンス
もうこれを最後に転職したいと語る
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プロ野球楽天監督に星野氏の名前
一向に代わり映えしない
長生きするということはこういう退屈さに耐えることなのだ
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旧勢力も生きていたいし
それはそれで大変なことだ
老舗の若旦那は好きで遊んでいるのではなくて「付き合いで仕方ない」のだ
そうなりたいかといえばなりたくはないが
苦労を了解することはできそうだ
有名料亭で中国産のおかしな食材を食べさせられるので命がけ
食べさせる有名料亭の人は
そんなことうちにだけ言われてもねえ、
それにうちはきちんとしたものを使っているんです、
中国産はいい加減なとこだけでしょう、なんていう
「我が国固有の領土でございあして」てなもんだ
あきれるんだが、みんなそうだから仕方が無いのもまた事実なんだ
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思うに坂本龍馬の視点で言えば徳川三百年はリストラの手遅れの連続だった
後手後手
それでもやっていた
鎖国するくらいだからその後ろ向きの程度は甚だしい
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日本の国の記憶で言えば
徳川旧勢力を維持しようとして負け、
明治旧勢力を維持しようとして負け、
戦争で旧勢力が一掃されたあとに一番成長した
だから
既得権益者を排除しようといわれて
まんまと作戦にはまり
北海道洞爺湖ホテルをアコムに格安で譲ったり
オリックスになにかしたりサービスしようとしたりして
景色は変わらず
不況が長引くとやっていけるのは赤字が出てもびくともしない大家だけで
店子は全部入れ替えだ
今度の政府日銀の介入宣言も要するに大家さんを守りますというだけで
同じ景色が続きますよという宣言である
げんなりすることにもうんざりした
みんなで話しあって、それでは変えます、というときに偉い人達は変わらないんだ
下が変わるだけ
スポーツニュースでまた原監督のあとに星野さんの顔がほぼ毎日出るのかと思うと
この国はもう変わらないんだ、これがそのことの象徴なんだと思う
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戦争で優秀な人材が多く失われたことは確実で非常に悲しい
しかし一方で焼け野原という一大リストラをやってくれたことも事実だろう
どさくさにまぎれて、ありえないはずのことがいくらも起こった
その結果の高度経済成長である
中国も文化大革命とかそれ以前とか大変だった
それくらいのことがないと変わりようがないだろうというのも分かる
何重にも入り組んだマトリョーシカのようなもので
外側からどんなに変えても何をしても
一番の中の方は変わらない
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河合隼雄が日本の母性社会日本とか言っているのだが
母性の母性の母性のとやっていくと全然変わらない部分がありそうで
旧勢力が生きていくとはこういうことなんだ
新しく清々しく生きることなんかできないんだ