もちろん横浜中華街に行けば
本物なのだろうが
私など貧乏人には
中華料理の味は化学調味料の味に思えてしまう場合がある
銀座の辺りの老舗中華屋さんは
常連客をつかんでいるので彼らの要望にこたえなければならない
おおむねお年寄りで舌の感度が落ちている
しかも昔の味に慣れている
この二つの理由で化学調味料をますます増やし気味にしてしまう
すると当たり前の生活をしている当たり前のしたをしている人にとってみれば
後味のいい料理ではなくなってしまう
どうするかジレンマになる
しかし結局、
常連客は大切だし定期預金みたいなものだ
また食材に問題があっても化学調味料などが多めなら乗り切れる
職人さんが替わっても問題ない
経営的にはそう判定が出る
将来を見越していれば
それではいけないのは明らかで
どこかで方向転換しなければいけないのだけれど
「まだ」というのが今のところの結論らしい
チャイナ・フード・シンドロームはしばらくは消えないだろう
豪華中華料理の後で頭痛がしても
悪い病気ではないので御安心を