新米、1割程度安く 新潟産など、コメ離れ・生産過剰で
2010/10/16付
2010年産の新米が軒並み値下がりしている。コメどころの新潟県、秋田県産などの卸値は前年同期比で5~17%下がり、これを受けて首都圏や関西の小売りが10%前後店頭価格を引き下げ始めた。消費者のコメ離れが続くなかで新米の生産が過剰になり、09年産の在庫も多い。1キログラム入りの小分け商品投入で消費喚起に取り組むスーパーもあり、コメの販売合戦も久々に熱を帯びてきた。
新米の取引価格(卸間)はほとんどの銘柄で下落している。新潟県産コシヒカリ(魚沼などを除く一般地域)は、60キロ当たり1万5000円と前年同期比で5%下落した。秋田県産あきたこまちや岩手県産ひとめぼれ、千葉県産コシヒカリなども15%前後安い。
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白米はよくないとの認識が浸透している