手作りの生活

都会暮らしは高度な分業体制である

それぞれのプロがそればっかりやってくれるので
仕事の質は高い

でもお客さんになるばかりで
共感性が育たない

タクシーの運転手を怒鳴るお嬢さんがいる
びっくりだ

教育は先生と塾
傷の手当てはお医者さん

音楽はコンサートホールで
カラオケはボックスで

お墓は遠く、火葬場も遠く、お坊さんの話は聞かない
ゴミを出すけれどどんなふうに処理されているかは分からない
ゴミで海を埋め立てて高層ビルを建てて盛んに宣伝している
ゴミの上に住んでいる
よその県にゴミを捨てさせてもらったりしている
自然に腐るならいいけれど
当分腐らないものばかりだそうだ
たまに不法投棄で捕まる

車いすの人も足が悪い人もいるはずなのに
流れに乗って歩けない人には遠慮してもらう

分業して隔離している

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こんな生活に疑問を持った人は
手作りの自給自足生活を目指すこともある
何とか暮らせるものらしい

自分で作って食べてしまえば
余計な添加物はいらない

自分で作れば農薬がどういうものかよく分かる

遠くの畑でとれたものをカタログの説明を読みながら買うよりも、
近くの畑を毎日見て、信用できそうだなと思ったら買えば良さそうだ。

いいものならば近所の人が食べておしまいになるだろうと思う。