方言の分布などを調査すると典型的に現れるのが
ABCBA型の分布である
最初はAだけがあった
そこに新型のBが発生し
ABAの分布となる
さらにそこにCが発生すると
ABCBAの分布となる
もちろんABAのパターンのところに
中央部ではなくてややずれた場所でCが発生すると
ABCAという分布になる
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DNA分布を調査しても多分に多様な分布になるだろうと良くいわれる
しかし概略を言うと
彫りの深い顔
二重まぶた
わきが
湿った耳垢
体毛
などで分類すると
北海道のアイヌと沖縄の人たちがAとなり縄文型
中央部のBは弥生型とか
単純化できる
弥生型が縄文型を完全に飲み込まなかったのはなぜなのかよく分からない
遺伝タイプで言うと縄文系が優性遺伝となっている
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日本列島に人が移動してきたこと、その内部で移動したことを考えると
当然、南方からの移動と、大陸からの移動が考えられる
北方からの移動はどの程度あったかよく分からないが
北方からの移動があっただろうと考えた方が説明しやすい部分がある
すると合計して3つの系統の移動・混合となるようだ
最初期は南方からの移動、そして全体への波及
次が大陸からの移動でこれは長い間断続的に続いたものだろうと思う
あまりに寒いまたは暑い地域には波及しなかった
それとは別に北方からの移動が細々とあったものではないだろうか
この大きな構図で何となく概略を説明できるような気がする
県民の身体的特徴や言葉の特徴などの基底がこのあたりで説明できそうな気がする