波の上と下どちらに合わせるか

人間は自分では気付かないかもしれないが

かならず波がある
普段は波に気づかない程度の仕事しかしていないということだ
ぎりぎりの仕事をすれば嫌でも気づく
プロ野球選手ですべての月で月間MVPということもほとんどあり得ない
イチローでさえ
トップレベルの活動は当然微差が拡大されて評価される
気分の波が拡大される
ーー
そんな場合
自分のトップの波を目標と考えるか
ボトムの波を目標と考えるかで
かなり大幅に人生の様相が異なる
講演会を開く人ならば
トップの波で100万円
ボトムの波で50万円
中間地点で75万円として
2年先の契約時にやはり100万円で契約するだろう
人情としては理解するが
そのことが自分を苦しめる
なぜ自分は100万円に価する仕事ができないのかと自責する
最初から50万円で契約すれば
ボトムでも契約は果たせる
しかしそんな謙遜な人もいないので
困ったものだ
どんな出来でも無反省に私はよくやったと自分を褒める人もいるがそれは例外で
どの人もたいていはトップ・パフォーマンスが出来ないと悩む
そんなことは当然なので
波があるのもなのだ、人間は
それを感じないでいられるのは
ぬるい生活をしているからである