ショパンとバッハ

これは実際にそうだというのではなくて

喩え話なんですが
ショパンの場合ですね
作曲をしていてインスピレーションが湧いたら
もうその場で、血ヘドを吐きながらでも
完成させますね
霊感を逃がしたくない
今度いつくるか分からない
ーー
バッハの場合
今いいところ、マタイ受難曲のアリアだぞ
という場面でも
二階の仕事部屋に向かって
一階から奥さんが『お食事ですよ』といえば
ペンをその瞬間に止めて
降りていって食事をして
子供にかまって寝る
そして次の日、朝食を食べて、仕事を続ける
その日はその日でまたインスピレーションがある
ーー
どうですか、偉大さの桁が一桁違うでしょう
ショパンはいつ来るか分からない霊感をつかまえるのに必死
バッハはそんなものはいつでもいくらでもくるから健康に生きる
わたしはバッハがいいと思うな