ストレス対処能力を測る指標で、日常や人生に意味があると思える感覚「SOC」(首尾一貫感覚)

ストレス対処能力を測る指標で、日常や人生に意味があると思える感覚「SOC」(首尾一貫感覚)

アントノフスキーのSOC(sense of conherence、首尾一貫感覚)
SOCとは自己に対してだけでなく、環境や生活の中で起こる物事を どのようにとらえるかという「生活世界規模の指向性」であり、それらが 首尾一貫しているという「確信の感覚」である。
生活の中の出来事には何らかの意味があり、把握可能で、適切に処理 可能であるという確信で、3つの下位概念-「有意味感」「把握可能感」 「処理可能感」からなる。
有意味感
動機付けの要素であり、人生を意味があると感じている程度である。 「希望」と「興奮」「参加」「自発的な意志」という言葉が似つかわしい。 有意味な領域の協会に柔軟さがあることで、その領域を新しい領域に変えたり 狭く(あるいは広く)したりすることができる。たとえば
退職期になれば有給の仕事を徐々に有意味な領域から外す代わりに コミュニティ活動など新たな領域を切り拓く
把握可能感
自己や環境におきている出来事を把握できるという感覚である。 自己についてはアイデンティティがしっかりしており、混乱した状況の中でも 何かしらの秩序やストーリーを見出し説明することは可能であると確信している
処理可能感
人生における出来事は対処可能な経験であるとみなす感覚のこと。 自分ひとりでコントロールできるという勝者的感覚だけではなく、自分が信頼している 配偶者、友人、同僚、指導者などの協力や支援を自由に受けられると感じることを含む 手抜きせず真正面から積極的な問題解決型対処行動をとるだけではなく それらが効果的でなければ異なる対処法をとる柔軟性と多様な選択肢を持つ
ストレス対処能力SOCと健康の関連は
SOC低群ほど、主観的健康感がよくない者やうつ状態の割合が高い
SOC得点の低い人は少しのストレッサーでも心身健康が悪化しやすい
SOC得点の高い人は多くのストレスがあっても健康が損なわれにくい
SOCと社会経済学的地位(教育年数、等価所得)との関連も記載されていて
男女いずれにおいても社会経済学的地位が高くなるほど
SOC得点が高いという優位な関連を認めた。
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SOCは私にとっては
世界1と世界2の時間のズレから生じる自由意志の錯覚と重なるものだ
(といっても、ほとんどわからないと思うが、これは自分のためのメモ)
どうやって伝えたらいいのか分からないのが現状
伝えてもあまり役に立たないし