いろいろな場面で、たぶん一貫して、
自分だけ特別扱いを要求する人がいる。
そしてたぶん、増えてきている。
みんなが待っているのに自分だけは待てない、待たなくていい。
みんなが同じものを食べているのに自分だけは特別を要求する。追加料金も払わずに。
なぜその人は特別でその他の人たちは特別ではないのだろう。
なぜ自分だけが特別の配慮を要求できるのだろう。
そう考えると、自分は元々特別だからと考えているに違いない。
しかしその人が特別であることは誰にも理解できない。
何かの理由を語ることもあるが、それは理由にならないと判断される。
その点がまたその人をいらだたせる。
そうなると自分が特別扱いされないことが不当なことのように思えてくるだろう。
自分が指導的な立場で優遇されないことが耐え難くなるだろう。
自分はこんなにもすごいのに分からないのか、愚か者め、となる。
つまり、誇大妄想と被害妄想が、背中合わせに存在していて、その人をいらだたせている。
他人の目からは、理由もなく威張って、理不尽に怒っているところしか、見えないので
全く理解できないことになる。
共感の糸口も見つけられなくて、一方は共感の糸口も提示できなくて、両方が困る。
役所なら人民主権で
商店なら消費者主権で
一応相手をしてもらえるが、
処理をした後で個人ファイルにどう書かれているかを想像したりはしないのだろうか。
それも不思議なところだ。
役所や商店から最高のサービスを引き出すためには別のテクニックがあるのであって、
騒ぎ立てればクレーマーとしてブラックリストに載るだけである。
そのあたりまで含めると、単に誇大的とか被害的とかと言うばかりではなくて、
根本的に認知機能に問題がありそうである。
こんなことをしたら相手はこんな風に思って結局自分の立場は悪くなって
いいサービスは引き出せないなと合理的に考える回路が失われているようだ。
妄想世界にいる、自分なりに考えても世界の考え方と一致しない、なぜかずれてしまう、そして損ばかりしている、いつも後回しにされて、相手にされない、いつも敵対してしまう、
だから、
いらいらしている、不安である、
したがって、お母さん代わりの人に受け止めてもらいたい。なだめてもらいたい。
最近はクレーム処理係は正社員はみんないやがるので
派遣の人が短期間で交代しているようだ。