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嫉妬妄想の相談がこのところ意外に多いので驚いている
妄想性人格障害から統合失調症の一型までいろいろあるはずと思っていたのだがそうでもないらしい
だいたいが同じパターンでエピソードもよく似ている
妻本人は自分が病気だとは思っていないので夫をほぼ無限に責めさいなむ
夫はかなりのうつ状態になるがどうしようもない
元気がある人はもうだめだと見切りをつけて実際に恋愛に走る
すると妻がかねて予言していたとおりに夫は浮気をしたということになる
「だから」わたしの嫉妬は妄想ではないとの結論になる
妄想で嫉妬する妻がとる行動もだいたい決まっているのが興味深い
まるでビデオの二回目を見るかのようにそっくりだ
これは脳の同じ部分が同じメカニズムで不都合を起こしていると思う
結果が同じなのではなくて、きっと同じ場所の同じ病理だと思うのである
そしていままで無言で耐えていたが、悩んでいた人の多いこと、これにも驚く
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中には長年の間耐えきった夫もいて実に感動的である
なぜ耐えられたのかと聞くと
与えられた運命だから引き受けたのだと答えている
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若い女性よりも、30-40-50代の女性に多い
自分なりに自分の女性性に自信が持てなくなる年齢ということが関係しているだろう
また女性の場合の性欲の高まりと関連しているのだとも考えられる
意外に男性のほうが早く枯れているのかもしれないと思う
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逆に、男性が嫉妬妄想を抱く場合には
アルコール症で、また糖尿病で、EDになった場合があげられる
自分の男性性の喪失を自覚したときに妻のことが信じられなくなる
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ひっきりなしにメールを送りつける
GPSをつけて居所を確認する
相手の携帯やパソコンを検査してメールをチェックする
パソコンや携帯の語彙の変換・使用履歴を調べる
行動が予想時間より早いと怪しいので見当をつけて詰問する
予想時間よりも遅いときも同じ
服装の変化に敏感
近頃機嫌がいいと感じると詰問する
恋愛可能な女性のすべてを疑う
躊躇なく実際に行動する
夫と同様あるいはむしろ自分が嫉妬を妄想した相手の女性を執拗に攻撃する
知的レベルは低くない
妙に勘が鋭い
裁判・調停・公証役場・契約書・などを好む
場当たりの言い逃れや嘘を平気でつく・そのくせ相手の嘘は徹底的に責める
子どもに悪影響があるとは全く考えない
自分があくまでも正しい
自分の親は自分を全面的に信じると考えている
実際に親は自分の娘を信じている
母子癒着が強い例も多い
出張についていく
すべての無言電話は怪しい
家のカギを自分だけが管理する場合がある
普段見ていないテレビ番組を見ると怪しいと詰問する・女と共通の話題のためと邪推する
財布の中身を常に確かめる
鞄の中身を常に確かめる
領収書は全部チェックする
カードの明細を夫よりも早く入手する
通話記録を夫よりも早く入手する
責め続けた結果夫に嫌われても反省しない
自分の異常な嫉妬が夫を恋愛に走らせるのだと反省しない
自分が展開している異常な関係づけを反省しない
無理な推論を平気で展開して文章に残しても反省しない
若い頃に精神の変調があった人は約半数
生理周期と関係する人もありしない人もあり
夫はたいてい実直な人
自分も性体験は少ない人が多い
友人は少ない
おおむね夫以外は不必要で、孤独でも平気