小柄な義経

義経は小柄であると何度も書かれていて
赤ん坊の頃は母・常磐の乳が出なくてもらい乳をしたなどとも書かれている。

小柄であると強調するのは
一つには幼時の不幸を証拠立てるものなのだろう。

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新平家物語の中では
勧進帳の段では
涙ながらに主である義経を打擲する場面もなく
このあたりも穏便に済ませているようだ

しかし筆致としてはかなり歌舞伎調になっていると思う。