ある先生が本に書いていたこと
患者さんが薬の相談に来て
自分の場合にはどんな薬が良さそうかをまず聞く
そしてそれを持ち帰って何かで調べて
そのあと実際に飲むかどうか決めるという
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その場合、薬を選択して、飲むかどうか決めるという、命に関わる重要なことを、
なにを根拠として判断しているのだろうと、その先生は苦しんでいる。
何を根拠にして判断しているのだろう。
本を参考にするとすれば、もちろん専門家でなければ、どの本を見たらいいのかがまず難しい。
ネット情報では、どの情報が確かで新しいのか、判断が難しい。
身近な人がいるとして、その人を信用するのだろうか。
理解していなければ情報の評価は出来ないわけで、
たとえば、本の体裁がきれいだとか、ネットの画面がやさしくて親切な感じとか、
そのあたりが入り口になるのだろうか。
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というわけで、その先生はかなり絶望的。
説明の仕方が悪いのかなとぼやいている。
いろいろな要因があると思う。
分かってくれる人も確実にいるので、とりあえずはそれでいいじゃないかと思うが。