小沢問題と検察

これまでの経過を見ると
検察は小沢関係の事件を解決したいのではなくて
小沢を政権政党党首として潰したいのだと思える

検察が引き金を引いて
そのあとはマスコミがせっせと洪水のように情報を垂れ流し
自分たちの宣伝がどれだけ効果があったかを
世論調査の形でまた垂れ流す

自分たちの宣伝を自分たちで費用化しているのだから世話はない
結局電波の割り当てをしてもらっていて
参入不可能な独占企業だからできることだ

新聞にしても
すぐに全国紙ができるわけでもなく
既得権益の上に乗っている
何も知らない国民の代わりに俺たちが考えて
必要な部分だけ報道して導き
その結果を世論調査の形でまた選挙の形で検証しようというわけだ

これはうまくいかないと
マスコミというビジネスモデルの破綻であるから
譲るわけにはいかない

企業や政権党の注文があればその通りの数字を作り出さなければならない
そののために電波独占企業になっているわけだから

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それにしても
小沢は田中、竹下、金丸と検察とけんかしてきた歴史があるので
小沢が政権を取ると
まるで韓国の歴代元大統領のように
罪が暴露され、
組織の維持ができなくなるのではないかと
恐れているらしい

意地悪を言えば
そんなにすごいことなら一回やらせてみようじゃないかと
思ってしまう

いま、タイではタクシンと反タクシンとでデモ合戦になり大変なことになっているが
なるほど時に強権、時に報道操作、ときに国策操作、なんでもありで、
現状を維持するのも、
まあまあ、悪いことではないのだろう。

いま不幸な人たちがそのまま不幸なだけだから
特に問題はないと支配層は考えるだろう。

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こんなにも小さな問題で検察が攻撃してきたことを思えば
大きな問題は小沢周辺なになかったということだし
小沢は検察に関して特別の注意を払ってきたということでもあり
だからこそ
検察は怖いのだろう

検察は小沢が若いに応じればそれで手を打つはずだけれど
小沢が承知しないのだと思う

検察としては、なぜなんだ、
俺たちは田中、竹下、金丸をいじめたけれど、小沢を直接いじめたわけじゃないし、
小沢さえ手打ちしてくれれば、
今後は小沢と検察が組んでやっていけばいいだけじゃないか、
どうして小沢は検察に敵意を持つのか、
という回路で考えているのではないかと思う。

普通なら小沢もここまで来たら
手打ちをして、昔のことは昔のこと、
まず目の前の政権交代を検察にも認めてもらえばいいと思うだろうに、
小沢はそうではないらしい。