友人が ジャズ クラリネット の 発表会 に 出る と いうので 行ってきた
会場は 小さいが ジャズライブを 日替わりで 聴かせる 店だ
ピアノ と ベース が 加わって トリオ を 構成している
発表会 と いうので 子どもから 大人まで 登場するのかと 思っていたが
子ども は 出ない
友人だけ 聴いたら 失礼しようと 考えていたが
カウンターの席 を 用意してくれていて そうも いかなくなった
ドリンクオーダー を 聞きにくる
苦笑いしながら ビール を 注文した
クラリネット は 18世紀初頭 に つくられた
いろんな 音色を出せるのが 魅力的な楽器 で 音域は 約4オクターブ と 広い
サクソフォン同様 シングルリード を 振動させて 音を 出す
楽器を 触らせてもらったら 意外に重かった
音を出す前に 筋トレ が 必要だ と 思った
ピアノ と ベース は 本職なので ひとりひとりにの奏者 に アドリブソロ も 交え
はしる人 おくれる人 にも 笑顔で ついていく
演奏は ディキシー から グレン・ミラー そして ボサノバ と なかなか 楽しかった
ここに くるまでには こんな やり取り が あった
発表会があるのを 小耳にはさんだ私が 「見に行く」 と 言うと 来なくていい と 言う
いつもと 同じ答えだが 今回は 「ヒマだから 行くよ」 と 言ってみると
遠いから… などと 言った
前〃日 どうしても ヒマで 他に何にも やることがないのなら と 時間と場所を 知らせてきた
ずいぶんな 言い方であるが すぐに 「行くよ」 と 返信したら 喜んだ
やれやれ 女心は 複雑のようだ
花でも 買って行こうかと 商店街の花屋 を すべて まわったが 結局 やめた
カウンター席で 「花がなくて ごめん」 と 言うと 恥ずかしいからいらない と 答えた
やっぱり 買ってくるべきだった
結局 彼女は 最後の 奏者 だった
曲名は 知らないが やわらかい 音で とても 良い と 思った
「楽譜ばかり みてないで もっと目線を上げると いいのに」 と 言うと
そんな 余裕は ない と 怒ったように 言う
また 余計なことを 言ってしまったようだ