ドルと米国債の崩壊、超インフレ

あちこちからばらばらに引用
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米国債とドルに対する信用が落ちると、原油、金、穀物など、ドル建て表記されているコモディティの価格が上がる。ドルの刷りすぎと相まって、超インフレになるという指摘があちこちから出ている。「ドルと米国債の崩壊、超インフレ」は、起きるか起きないかではなく、いつ起きるかという話になってきている。米国の投資戦略家は「インフレに備え、相場商品を買い貯めよ」と指摘している。中国などが相場商品を買い漁っているのは、先見の明である。
メディケアなど社会保障費の増加で米財政が破綻するのは、まだ10年以上先と考えられている。
英国の国債格付けは、すでに引き下げが始まっている。
ロイヤル・スコットランド銀行やロイズ銀行といった、英大手銀行の破綻と国有化など、金融危機の悪化が顕在化するのはこれからである。
アングロサクソンの優位は、金融界でも崩れている。FT紙によると今年、株式の時価総額で見た場合の世界の4大銀行のうち3つは、中国商工銀行、中国建設銀行、中国銀行という中国勢である(4位は英国・香港系の香港上海銀行、5位は米JPモルガン・チェース、6位は三菱東京UFJ)。10年前に1位と2位だったシティグループとバンカメという米国2行は、今では20位圏外に落ちた。
BRICは、ドルが自滅した後の世界の自由貿易体制について考えている。貿易立国である日本はいずれ、中国にお願いして非米同盟の末席に入れてもらうことになるだろう。
GMは、中国で製造した低コストの自動車を米国に輸出して利ざやを稼ぐつもりだという。GMは、米の経済覇権の失墜を象徴している。
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ドルで持っていてもしょうがない。さっさと売る。
イギリスの銀行も危ない。さっさと解約。
円は長期戦略がない。当座の資金以外は解約。
原油、金、穀物がターゲットになるが個人的には嫌いだ。
中国マーケットは嫌いだ。
わたしは、損をしても、みんなと同じ程度の損ならば問題ないという立場である。
で、どうするか。どうしようか。金は一考の価値あり。