不景気になると躁状態 日経平均

ある人Aの考えだと

自民党は選挙終了まで株価のプライスキーピングをしたい。
政府のお金を50兆円つぎ込む予定だが、
選挙資金として市場で資金を調達したい人たちもあり、
そんな関係の株は、選挙前にどんどん上がって、その人たちが売り切ったら、すぐに安くなる、
安くなったところで買い戻しておけば、また次に使える。
という状況なので、
まずプライスキーピングにつけ込むやり方がある。
日経平均は指定された銘柄だけの平均であり、
中には買ってもさして価格が動かないものもあり、
そのほかのものは比較的値段が動く。
政府としては、見かけの日経平均だけが問題であるから、
限定された資金でプライスキーピングするには、
当然、狙うべき株がある。
その株をターゲットにして、売りで入り、選挙後に株価が落ちたところで整理をする。
マンションのひとつくらいは買えるだろうという。
選挙銘柄を仕込むことは簡単なようでなかなかうまくいかないと言っていた。
というような話だがこの人Aはずいぶん損をしているらしくて
この人Aを見ていると株はやめたほうがいいと思う。
本業に専念していればそれで充分なのに。
というような話をその人に親しい人Bが話していたので、
多分そうだと思う。
損をする前に何か買ってもらうつもりだそうだ。
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どうも間接的に話を聞いていると、
普通は景気が悪くなるとうつ病が増えると言われているのだが、
その人Aは、景気が悪くなると躁状態になるようで、
むやみに大金を動かしたくなるらしい。
長期的に平均すると
定期預金と同じくらいと
BはAについて観察している。
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不景気になると躁状態になってしまう人というのは
何だか面白い。
一財産築くような人Aはやはり人と違うところがある。
この人の場合は、人の正反対。
だからみんなが損をするところで大きく儲けるし、
みんなが儲けるところで小さく損をしていて、
結果としてはやや儲け。
株ではない本業で利益を出しているようだ。
株は人の逆を行けと言われるが、
Aの場合は、脳回路が逆にセットされているようだ。
株価というものは、じりじり上がって、どーんと落ちる。
その繰り返し。
Aはじりじり損をして、どーんと儲ける。結果、少しプラス。
大半の人はじりじり得をして、どーんと損をする。結果、少しマイナス。
しかしなんと言っても賢いのはAから適当にお金を引き出しているBであり、
ノーリスク・ハイリターンの典型である。
税金もかからない。
猫には税金がかからないのと同じだとBは言っている。
なんてことだ。