サービスの給付

昔の文章に

結婚して分かったことだが、妻は子供が産めない体だった、
責めることはせず、離婚を承諾させ、最後に一度だけ抱いてやった。
というような意味のものがあった。
わたしは、女性は文句なく価値のあるものだと信じているので、
男が女を「抱いてやる」などとは、どんな場合でも成立しないのではないかと
疑問を持ったものだった。
「抱かせていただく」だろう。
演歌の中には、男の妄想の世界があって、
「抱いてください一度だけ」と女が歌う
なんていう歌詞はよくある
しかし現実には男と女がいれば
女が男にサービスを給付しているのである
「抱かせてあげる」という言い方ならば通用すると思うのだが
子どもと女がいれば
圧倒的な女が子どもにサービスを給付しているのである
もちろん、その反対給付として、心理的満足や金銭的利益を女は得ている。
極端に一方だけがサービスを給付していると言い張るのも極端だしおかしなものだが
半々ではないと思うのだ。
しかし一方で、
浮気をしたら必ずその日のうちに妻にもサービスをするというような言い方からすると
夫も妻にサービスをするとの考えのようでもある
いったいサービスになっているのか
疑問もある