A女史の言語感覚

A女史は変なことを言う
日本では便所というので
便は大便と小便とを総合したものだと思ったという
総便
でも、医学では小便とは言わない
便と尿を対比させる
日本人の場合
それは大小の違いと感覚されているのか
と聞く
分かんないよ
そんなこと
宅急便という
どうしてそんな不穏な言葉を使うのかと不思議だった
宅に急ぐ便とは
でもよく考えると
「ときどき運ばれるもの」位の意味なら共通だ
郵便などもそんな意味だろう
「移動するもの」なんだ
でも便利はまだ分からないという
漢字は意味によって音を使い分けたりするが
びんとべんで違うのかという
大便、小便、便所はべん
宅急便、特急便、郵便はびん
みんな移動するものだけれど
人間から出るものはべんで
どんなものでも移動するものがびん
分かんないって
すると便利ははやりべんの系統なのか
知るか
多分、糞が元々の言葉かな
それを上品に言おうとして便を使ったのだろう
いやそれならびんと発音するはず
と食い下がる
べんとびんは分かったが
便利とは何だ
分利 というと 急激に熱が下がって治ってしまうこと
下痢 は急に下ること
利というのは 急に下がることなのか
便利は 糞が急に下がるとして なにか コンビニエンスなのか
違うよ それは利益とか利用とか なにかいいことって意味
まだまだ続きそう