半導体市場調査会社の集邦科技(DRAMeXchange)の調査によると、「クローン(山寨=大手メーカーモデルのコピー品)ノート PC」は中国ですでに人気商品としての地位を確立しており、今後もさらに多くのメーカーが同市場への参入を行ってくる可能性があるという。
DRAMeXchange によると、元々クローン(山寨)携帯電話(正規品ではない携帯電話機)を生産していたローカルメーカーが数多くクローンノート PC 生産に乗り出し、すでに関連メーカー数は300から400社に達しているという。同製品の価格は1,400元から1,500元程度で、安い製品では900元(約1万3,000円)というものまで市場には出回っている。特に昨今の Netbook ブームによって低価格 PC が市場の関心の的となり、これによってさらなる低価格化に一気に火がついたといえるだろう。
サプライチェーンをみると、深セン地区がクローン電子製品生産の集積地となっている。当初の MP3 から携帯電話を経て、現在のノート PC にいたっている。すでに部品レベルからアッセンブリーまでの完全なサプライチェーンが出来上がっており、一部のメーカーでは生産技術を高めることで自社ブランド製品を発売するメーカーまで出始めている。この内、深センの「凱聚」は昨年末に1億元を投じて年産500万台の生産体制を整えている。
価格面を見ると、正規のノート PC とクローンノート PC の価格差は30%から40%で、携帯電話での50%の差までの価格競争力は今のところない。今後、クローンノート PC がさらなる拡大を続ける上で、価格競争力の向上は必須であろう。
なお、中国製クローンノート PC の海外販売比率はすでに30%程度に高まっており(クローン携帯電話は50%)、主にインド、フィリピン、タイなどのアジア地区が主要海外市場となっている。
*****一方、
「Lenovo G550」は、4月に発表した「Lenovo G530」の後継機種で、16:9の15.6型高解像度 LCD や3D高機能オーディオを搭載し、エンターテイメント用途にも十分なパフォーマンスを備える。
Windows Vista Home Basic(32bit)SP1正規版を搭載する「295826J」、Windows Vista Home Premium(32bit)SP1正規版を搭載する「295827J」、Windows Vista Business(32bit)ダウングレード(Windows XP Professional SP3正規版初期導入済み)を搭載する「295828J」の3モデルを用意。
CPU には「295826J」がインテル Celeron プロセッサ 900(2.2GHz)、「295827J」がインテル Celeron プロセッサ T3000(1.8GHz)、「295828J」がインテル Core 2 Duo プロセッサ P8700(2.53GHz)を搭載。
HDD は「295826J」が160GB(5400rpm)、「295827J」「295828J」が250GB(5400rpm)。メモリーは 「295826J」が2GB、「295827J」「295828J」が3GB を搭載し、最大4GB まで増設可能。
販売開始は8月12日から。想定価格は4万円台からとなっている。