甲子園の高校野球が終わった
新聞を見ると強いものが生き残るより個性を伸ばしたいとか
教育方針だと書いてある
生物学的に言うと
オスは淘汰圧にさらされてセレクションされる
だから強いものが生き残る世界である
遺伝子資源としてのオスは一番強いものだけでいい
一方、
メスはそれぞれでいいということになる
原則的には強い淘汰圧にさらされない
現代日本のように一夫一婦制という擬制を採用している限りは
メスにも淘汰圧が発生して
メスの集団内でのピラミッド構造が出来てしまうが
実際には強いオスに沢山のメスが養われることが可能であるから
メスはそれぞれ個性を伸ばす生き方でよいことになる
教育現場で優勝劣敗を嫌い
みんな一番で
個性が大切という方針は
女性原理と言うことが出来る
食べ物などの希少資源のために殺し合いをしなくてもいい社会での生きる原理である
男性原理はそれとは違って、
個性の違いが生存確立の違いになり、
つまりはどれが生き残るのかという原理になる
オスは戦争をして誰が一番強いかを決めたがる
それが進化の圧力になっている
甲子園にさえ女性原理が浸透しているのを見ると
多分、もう進化を停止したのだと思う