JR東日本は17日、山手線全29駅のホームに、自殺防止対策として青色の照明灯を設置すると発表した。
JR東日本によると、青色の発光ダイオードはすでに7駅に設置が完了しており、10月末までに山手線全駅への設置を終える見込み。
JR東日本の広報担当者は、青色は人びとの精神状態を穏やかにする効果があるとされていると述べ、自殺防止対策とともに落書きやポイ捨てなどの軽微な犯罪を抑止する目的もあるとした。
日本の自殺率は、すでに世界で最も高いレベルに達している。記録的な失業率を伴った戦後最悪の景気低迷以来、自殺者は増加している。都内のJR駅での2008年度の自殺者数は68人に上っており、07年度は58人、06年度は42人だった。