SAD体験記の例

サラリーマンの事務機器関係で閲覧していたら
最近のキーワードの欄があって、
ボールペンなどと並んでうつ病がキーワードになっていた。カウンセリング/ やる気。

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SADについての体験記があったので、収録。

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僕の病気のこと(その1) SADって知ってますか?

 今回の文章は、デリケートな内容も含むと思いますので、あくまで僕の話として読んでください。他にSADを患っている方のことは存じておりませんので。

【SADって知ってますか】

 SADとは、こころの病気です。

 「Social Anxiety Disorder」の略で、日本語では「社会不安障害」といいます(「社交不安障害」に呼称を変更しようという話があったらしいですが、普及しているかは不明)。

 僕もお医者さんに病名を聞くまで、そんな病気があるのを知りませんでした。一言で説明するのは難しいです。人に説明するとき、なんて説明すればよいかお医者さん聞いたことがあります。「あがり症のひどいの」と言ったらどうかと言われました。

【就職活動で】

 僕にとって3つ目の会社を辞めた(解雇ですが)あと、5年ほど定職に就いていない時期がありました。

 就職活動しようにも、できないのです。

 ハローワークの前までいけても、入れない。求人広告を見るだけで、心臓が苦しくなる。某就職折込広告のCMソング(「ウーキーウーキー……」ってやつ)が頭によぎって、苦しい。

 経験した中で一番ひどいものは、就職活動とは関係ないのですが、役所で健康保険の手続きに行ったときです。………喋れなくなりました。言葉が出ないのです。出るのは冷や汗ばかりです。

【精神科へ】

 このままでは駄目だとも思いました。自分はうつ病なのではないかと思いました。近所に精神科があることまでは調べました。でも、それ以上は何もできない。両親に相談しました(両親に話をするのでさえ大変な思いでしたが)。親に電話をかけてもらい、精神科まで付いていってもらいました。

 精神科と聞いて、精神病院みたいなところ(偏見でごめんなさい)を思い浮かべていましたが、普通の内科とかと変わりません。

 お医者さんに状況を話しました。「社会不安障害」だと言われました。初耳です。そんな病気があるのも知りませんでした。その後、調べてみたところ、脳内物質の異常分泌で起こる病気らしいことが判りました。

 お薬を処方してもらい、通院することとなりました。

【現在】

 現在はなんとか就職して、会社員です。

 仕事は、まあ普通にやってます。人に気付かれない程度に問題はありますが……。精神科には月に1度、通院してます。量は減りましたが薬は毎日飲んでいます。

 病気の改善には“成功体験”が必要だといわれます。成功体験といっても大げさなものではありません。うまく、意思表示ができたとか、そういう程度のものです。

 普通に生活していても、何もイベントは起こりません。何かやらなくちゃと思いながら、なかなか機会がない状態です。最近、それで2度失敗しました。

 1つは、エステの体験コースに行って、決して安くない契約を結んでしまいました。もう1つはマンションを買いそうになってしまいました。その後の手続きにとても耐えられそうにないので、本契約前にお断りを入れましたが、手付金を失いました。

 まだまだ、気持ちの制御がうまくいかないようです。

 実は、このコラムを書こうと思ったのも、そんな、何か始めなくっちゃという気持ちからです。

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