NHK記者が公判中のウィニー開発者に手紙

NHK記者が公判中のウィニー開発者に手紙「無罪主張なら減刑ない」
10月9日10時2分配信 産経新聞
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控訴審判決で弁護団とともに大阪地裁に向かうウィニー開発者の金子勇被告(中央)=8日午前9時45分、大阪市北区の大阪地方裁判所(甘利慈撮影)(写真:産経新聞)
 ファイル共有ソフト「winny(ウィニー)」の開発をめぐる著作権法違反幇助(ほうじょ)罪に問われ、2審の大阪高裁で8日、無罪判決を受けた金子勇・元東大大学院助手(39)に対し、NHK京都放送局の司法担当だった20代の男性記者(現在は他部署に転出)が平成17年、1審・京都地裁での公判中にインタビューを申し込む際、「インタビューに出て本音をさらせば執行猶予がつくのは間違いない」などとする内容の手紙を送っていたことが同日、わかった。
 金子元助手の弁護人の壇俊光弁護士は「露骨な弁護妨害」と批判。NHKは事実関係を認め「取材活動として不適切だった」としている。
 壇弁護士によると、手紙は平成17年の京都地裁第8回目公判の後、金子元助手の自宅に届いた。将来の著作権のあり方についてNHKのインタビューに応じてほしいという取材依頼だったが、その中で「動機を正直に話せば、世間の納得は得られるはず。仮に有罪判決になってもインタビューに出て世間に本音をさらしたことで執行猶予がつくのは間違いありません」「逆に無罪を主張し続ける限り、減刑の余地はなく、実刑になる可能性も否定できません」などと記していた。
 壇弁護士は「この手紙で金子氏と私の信頼関係が揺らぐことはなかったが、同じことがほかの事件で起こったらどうなるか。被告は動揺すると思うし、こうした取材手法は一般的にはやめるべきだ」と批判。
 これに対し、NHK広報局は、記者がこうした手紙を送った事実を認め、「著作権などの問題について金子氏に直接取材するためだったが、弁護活動などに触れた部分は取材活動として不適切だった。弁護団にはNHKとしてすでにおわびした」としている。
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他にも各報道が揃ってNHKの行動を批判
NHKは早々に謝罪
不適切というよりも
犯罪だと思うがどうだろう