会社の体質

酒を飲んで話を聞いていると会社の体質の

ごく一部であるが何となく見えてくる
古くからの独占的な体質の強い会社ほど
人事はあくまでも公平で
誰にでも分かる基準で運用されているようである
おおむね加点制ではなく減点制であるように見える
誰にでも納得できる
計量的な指標で測る
勤怠などはそのよい例だ
売り上げとか目標達成度は偶然もあるし言い訳もきく
何とでもなるところがある
偶然円高だったとか
バブルだったから誰でも成績は上げられたとか
リーマンのせいだとか
犯罪で立件されたりすればそれは大変分かりやすい
(だからこそ冤罪は罪が重い)
社内の異性関係も大きな要素である
(なんとなくトラップっぽい場合もあるように聞く)
勤怠と犯罪は分かりやすいが
異性関係の判定は最近では微妙なところがある
ーー
減点制の会社だと
早くからコースわけがはっきりしていて
あの人はこのコースとわかりやすくできている
入社の時点からすでに別コースである
勤怠と犯罪と社内異性関係その他に注意していれば
何とかそのまま行ってしまう
逆に言うと採用システムがうまくできているし
トレーニングシステムが固くできていたはずだ
減点されると二度とコースに復帰はできない
そんな社会だったが
最近ではそうでもなくて復活している話も聞く
これはどういう現象なのだろう
大会社の幹部との接点はないので詳細は知らないが
昔ほど減点制の徹底はなくなっているような気がする
減点制は年功序列とよくなじむ
年功序列が現実に維持できなくなっているのと並行して
減点制の徹底も維持できなくなっているのではないだろうか
昔は減点された人が逆転を目指して子会社のトップになったり
独立したりいろいろとコースがあったが
最近ではその余地もなくなって
社内で巻き返すしかなくなっているのだろうか
どうしようもなく酔う友人を見て思ったことだ