人と話をしていると
たとえば半歩先を読んでくれる人と
百歩くらい先を読んでしまう人と
一歩遅れてついてくる人と
いろいろとあって
不思議な感じだと思う
それぞれの人生で与えられたものから学んで
その人なりの距離の感覚とか時間の感覚をセットしているに違いないけれど
そしてそれはその人の家族とか親密な対人関係の中では適応的なのだけれど
新しい出会いに関しては
有効かどうか分からない場合がある
人と人との相性は不思議で
半歩先を読む人が
半歩先を読む人と
ぴったりだから相性がいいとも思えない
かなりずれていて
なかなか相性がいい場合もあり
補い合うという関係もある
百歩先の人と八十歩先の人は
分かるところは分かるけれど
競い合うところもあるもので
難しいことがある
ーー
そんなに先を読んでいると
苦しいだろうにと思うことがある
もうすこし
年を取って
頭が鈍くなれば楽だろうとは見当がつく
しかし
そう言っても今の解決にはならず
苦しいわけだ