人間がサルみたいに毛で皮膚を覆われていないのは象徴的だと思う
こころも多分、むき出しで、毛で守られていないのだと思う
「心臓に毛が生えている」という言い方があるがその通りで、むき出しの傷つきやすいこころである
二人の人間がいると「傷つけやすさ」と「傷つきやすさ」には差があるから
どうしても、どちらかが傷つけて、どちらかが傷つけられる関係になる
しかし不思議なことにたいていどちらも「傷つけられて」「我慢している」と語る
これはどうしてなんだろう
多分、傷つけられるぎりぎりまで接近するからなのだろう
傷つけられると接近を停止する
鈍感な人間が傷つけられるまで接近すると、相手は確実にそれ以上に傷ついている
両方とも傷ついて人間関係は終わる
終わらないのは子育てローンと住宅ローンがあるからである
敏感な人は心療内科に通院することになる