増えているうつ病と減っているうつ病

わたしはうつ病を二系統に考えていて

極端な言葉でいえば

神経疲労によるものと世界モデル形成ミスによるものだ
神経疲労系は最近増えていて
これだけ神経が疲労する環境になってくると
当然であると思われる
世界モデル形成ミスは統合失調症とも繋がっているようなもので
人間が脳の中に形成する、世界の縮図、世界モデルがうまくできていないタイプである
現実を経験して、予測と比較照合して訂正する、一連の機能の中に欠損があり
ある種のタイプのうつ病が発生するのだと思うが
これは統合失調症とともに減少している
多分、一種の性格傾向として、世間で肯定されている
それだけ多様性を許容する世の中になっているということなのだろうと解釈している
神経疲労のうつ病は増えているのだけれど
治療としては休息と環境調整が一番いい
現実には休息も環境調整もできない例もあり
難しいのであるが
環境さえ整えば治療は難しいものではない
そんな中で、治療が難しい一群が増加しつつあり
わたしは自己愛性核基盤型うつ病と考えている
長引いている教育期間の中で自己愛性性格が増大し
社会に出ると
「みんなちがってみんないい」ではやっていけないのだと知らされて
話が違うよとうつ病になる
セロトニンの話はやはりどう見ても原因ではなくて
結果の一部分なのだと思う