わたしにはいまだに信じられない
サドンデス
デッドエンド
若い頃周りの誰かが死ぬとしてそれは事故であって悲劇だった
それがいまは当たり前のことなのだ
順番に割り当たられた運命を受け入れる
死刑を待つ待合室だ
いま呼ばれないとしても次はわたしだ
軽い寝息を立てている女
わたしの心の渇きをお前は知らない
お前にとってははるかな未来だ
知らなくていい
わたしだって知らなかった
お前のにぎやかな心遣いも
ありがたくはあっても
無限にありがたくはあっても
それでもやはり
わたしの心は無限に冷たいだろう
お前を喜ばせたいが
わたしは温かくない
それは知っている
むしろひんやりと涼んでほしいくらいなのだ
涼んでくれているか?
アイスクリームだと思っておくれ
冷たいけれど口当たりは悪くない