恩寵が入り込む真空を作るには絶望が必要である。
真空、すなわち暗い夜がなければならない。
(シモーヌ・ベイユ)
絶望から真空は作られ、
そこに恩寵が宿る。
美しい。
そうであって欲しい。
ただ絶望のみでとどまることの何と多いことだろう。
http://special.security.yahoo.co.jp/stpchpor/1/index.html
このページで、
少女が性的被害を受けた後の現状がレポートされている。
真空も恩寵も、出現していないのである。
これで世界の帳尻は合っているのだろうか?
神の不在を、なお、神の摂理ととらえ、待てばいいのか。
結局、絶望だけがあり、
この湿った風土で、真空も恩寵も腐っている。
夏の腐った生ごみのように臭う。