重ね着症候群(layered-cloths syndrome)

最近は適応障害の分析で発達障害の要素を重く見る意見も強い 

重ね着症候群(layered-cloths syndrome) 
前景に種々の精神症状が存在するが、背景に発達障害がある場合を言う。
障害の程度が軽い場合を指すので、発達障害の存在に気付きにくい。 
小児期に発見されていないため、症状は複雑になっており、診断基準を満していないことが多い。 
発達障害による脳の機能の障害は、部分的である。 
しかし発達障害とは言っても単純ではない 
境界領域では当然,環境が要求する水準と発達水準の兼ね合いになる 
環境が要求していなければそれでいいのだし 
環境が要求していればかなりの高水準でもなお未熟と言われてしまうだろう 
昔の農作業のように単純でむしろ強迫性を要求するようなものならば
知的側面や感情交流の側面で低水準であっても許容され
強迫性が足りないと未熟と言われたりしたと思う
飽き易いのはダメ
環境によって変化する基準によって「診断」したりはしないとするのが私の立場である

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お勉強も多分にそのような側面がある
何の必然性もない事柄を勉強するのは矛盾している側面があって
全く無駄なのだし調べれば分かることなのであるが
そのくらい知らなければ話は進まないし
調べることが出来る程度の知力があれば自然に覚えるしで
結局覚えていないとまずいことになる
歴史や地理についての学力は皆さん大変なものだと感心する
ういろうは名古屋のおみやげだとか
長州出身の総理大臣は誰とか
宮沢喜一は何県選出の議員だったとか
ピーナッツは千葉県とか
法則もないし必然性もない
つまらないことだけれど
知らなければ話が進まない
年をとれば自然に分かることを若いのに分かっていることがすごいし
アメリカ人なら自然に覚える言葉をずっと日本にいるのに覚えるのもすごいことだ
ついでにいうと方言を精密に運用できる能力は全く評価されないのもおかしなことだ
この辺は自然科学系とは全く違う
千葉のおみやげは
ピーナツハニーかピーナッツハニーかとか
関係ない人にとってはどうでもいいことだけれど
関係ある人にとってはきちんとしたいようなことのようだ
茨城県はいばらきかいばらぎかとか
たったそれだけのことだけれど
世の中が何かの理由があって要求するなら
その水準を達成しようとするケースもあるわけで
たとえば法律運用とか会計基準とかそんなものだろう
ばかばかいことに真面目に付き合えるのも大人というものだ