最近の出会いはネット系も多い

最近の若い人たちの出会いを聞いてみると、
意外なことに、SNSあたりでというのが少なくないのだ。

まじめに働いているほど、出合いが少ない。
仕事の場面で、明るくばかり振舞うわけにもいかない。
すぐに言い寄ってくる人は信用できない。
現実の集団の中では自分を出せないままの人も少なくない。
現実の集団の中で誤解されているままの人もいる。

学生時代の知り合いから発展しているケースもある。
しかしこの場合は、お互いのその後の人生のコースが違うと、
だんだん食い違いが大きくなってくる。

現在の関心に従ってSNSなどで意見や気持ちを交換しながら、
オフカイで実際に話してみて、またしばらくネットを通じて情報交換して、
なんていう話をいくつも聞いた。

ヤフーオークションのページを見ていたら、
まるでオークションと同じ方式で、
情報を入れて、お互いに相手を絞り込むという場所があって、
恋愛とはそういうものではないだろうと思いつつつ、
しかし、現実には、趣味、人生観、価値観、職業、収入、親、家柄、健康状態、
それらによって大枠を決めているはずで、
だとすれば、合理的なのかもしれないと改めて思い、だとすれば、
恋愛など、何とつまらないものかと、再度思う。

条件で絞るのは女性のほうが得意なのだと進化論では教えているが、
その通りかもしれない。
浮気をするのが前提なら、男性はそれほど厳しく考えない。
子供を抱えていくのは結局女性なのだというのも、多くの場合真実である。

物語の中でもしばしば
女性がきつい条件を出したり、
変ななぞなぞを出したりして、男性がそれに挑戦することになる。

最近は男性が「高嶺の花」にチャレンジすることが少なくなって、
あるいは、「高嶺の花」が実はぜんぜん幸せではないことが分かってしまったのだろう。
そんなものは実際にはありはしない。
女性はすべてくだらないものだ。男性と同様。
どの程度のくだらなさなら我慢できるかという、
危険回避ゲームの様相を呈してもいるのだ。

SNSみたいなところで、精神的な部分から、合コンするみたいな感じなのだろう。