葉っぱビジネス

こんな話を人に教えてもらった
http://www.geic.or.jp/geic/partnership/casestudy/index.html

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葉っぱビジネスでおばあちゃんたちが元気に、収入が町に。

 上勝町を一躍有名にしたのが「葉っぱビジネス」と呼ばれる、料亭などで使う「つまもの」を流通させるビジネスだ。当時農協の職員だった横石知二さんが出張先の料亭でつまものを鑑賞している女性客を見てひらめいたアイデアから始まった。現在年商2.5億円にものぼる町の生業になっている。

彩(いろどり)の人たち~パートナーシップというよりむしろ「絆」~

 もともとは温暖な気候に育つミカンやスダチなど柑橘系が主な特産品だった町を1981年大寒波が襲い、生産が行き詰ってしまった。「町は荒廃し、雨が降れば酒を飲んでいるような町だった」と横石さんは当時の荒れた状況をふりかえる。しかし、葉っぱビジネスをきっかけに町は一気に息を吹き返すことになった。

最初はみな半信半疑だったが、農協職員という立場で横石さんはおばあちゃんに熱心に語りかけつづけた。来る日も来る日も説明会、ミーティング、会合。次第にその熱意におばあちゃんたちが巻き込まれていった。実現させるカギとなったのはコンピューターによるシステム開発。おばあちゃんたちが自宅で受注したり、市場の動向をチェックできるよう、専用端末を導入。その開発費は1億円だったとか。

 おばあちゃんたちはただ受注して決められた量の葉っぱを出荷しているだけではない。つねに動向を見て季節や曜日によって次にどんな注文が来るか考え、予測する。「つねに自分で物事を考えるような習慣を作るのが大事。これでおばあちゃんたちは脳が活性してボケないのです。」横石さんは断言する。

横石さんの行動予定はすべて端末機で見られるようになっており、24時間365日おばあちゃんたちと一緒にいるという印象を与えている。毎日FAXで励ましの文章も送る。マーケティング調査も欠かさない。時々東京や大阪の料亭にみんなで行って自分たちの出荷したものがどうやってテーブルに出てくるか勉強してくるそうだ。ともに歩んでいるという一体感を生み出しているのが秘訣だという。そこには生産者と流通業者という関係や対等なパートナーシップではなく、「絆」が存在している。

 葉っぱの出荷をしている針木ツネ子さん宅を訪ねた。家のすぐ前のハウスでナスタチウムの葉っぱを摘む。きれいな葉を選び、小さなハサミで茎を切りバケツに入れるという作業の繰り返し。高齢者でも簡単にできる作業である。1枚10円で売れるのだそうだ。100枚摘むのに大した時間はかからない。葉っぱがお金に見えても無理はない。横石さんは「大黒様。なくてはならない人。」と、ツネ子さん。

 この葉っぱビジネスによって確実におばあちゃんたちの収入は増えていった。息子よりも年収が多いおばあちゃんもいると聞く。孫たちへのおこづかいも弾むので子どもたちも喜んで町に帰ってくる。横石さんは“商売は心理学”と言い、葉っぱビジネスは単に商品ではなく、山の価値を売っているのですと教えてくれた。

衰退する林業を背後に抱え、山の手入れと葉っぱビジネスが両立するのはまだ難しいが、少なくともこの町に注目する人が増えてきていることは確実だ。おばあちゃんたちの絆を支えにまだまだ伸びる可能性を秘めた町であった。

いろどりウェブサイト http://www.irodori.co.jp/

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あたまいいなあ
頭を使おう

またこんな話も

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地方に住んでいる人が雑誌を見て洋服が欲しいと思ったとする
でもそれは原宿の何とかというお店に行かないと買えない

そこで買い物代行屋さんに頼んで買って送ってもらう
手数料はかかるけれど交通費よりは安い

すると買い物代行屋サンは買い物をしてそれを発送する仕事になる
買い物をすることは結構楽しみでもあるのでなかなかいいらしい

トラブルに対処するノウハウがないといろいろときついかもしれない
しかし実際にそれはできるし無理ではない

そのうちお店に直接注文できるようになるのだろうけれど
それまでは楽しいかもしれない

要するに頭を使えばいろいろと商売はできる

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どこにどんな需要があるか関心を持って世の中を眺めることだ

そして自分が人よりうまくできること(料理が上手とか)
人より有利にできること(原宿に住んでいるとか、田舎に住んでいるから葉っぱはいくらでもあるとか)
をうまく利用すればいい

商売にするためには
お金のやりとりの仕組みとか
クレーム対処の仕組みとか
いくつかクリアーしなければならないこともあるけれど
誰でもできることだからあなたにだってきっとできる