治療者はたくさんの患者さんの話を聞くので
必然的にその集合の延長として現代社会や
現代人の人間関係を知ることになる
それぞれの人間の関心の持ちようはいろいろで
それも興味深い
何かについて批判的態度とか肯定的だとかで
自分はどういう人間なのかを示そうとすることが多いのだが
治療者としてはそれ以上に
そのことに関心を示していることが興味深い
否定的に関わっているから自分はそれ以上だと
示したいらしいが
それに関わっているということでだいたいの水準は把握できる
という面がある