品川から10分くらい離れた価格破壊ゾーンで買い物をしようとした
欲しい物はやはりなくて
不必要なものばかり買った
欲しいものはピンク色で重ねられるものだった
ユザワヤとかドラッグストア系とか100均などは
ある程度似たような安売り店舗を持っていて
商品も全く同じものもある
安くてびっくりだがありとあらゆるものがある
こうして見てみると製造原価が問題なのではなくて
大部分は流通コストなのだと理解できる
同じものを大量に作って宣伝もせず安く売るなら100円にできるという現実である
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こうしてたいていのものが100円で売ることができるとなれば
その他の店舗で売っている100円以上の物品は
宣伝、輸送、貯蔵、販売職員にお金をかけていることになる
そこに仕事を作り出してお互いにお金を支払えば
何がいいかと言えば税金が取れるのだ
お互いがボランティアで労力を提供したり
物々交換したりすると
国家は税収が落ちて壊滅的な被害を受ける
正味100円のものを2000円で売ってくれるから、また買ってくれるから
税収は伸びる
親戚同士で子供を預かったりしないで
保育園に預けてお金を払って事業の形にすれば
税金が取れるのでいいわけだ
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安売り店が並んでいると
焼き鳥もコロッケも安くなる
いろいろ買って食べてみたら実に美味しい
次はこういう街に住んでみようと思う
レジでのレシートはだいたい省略だ
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と思って歩いていたら
アーケードを叫びながら走って過ぎる人がいた
言葉で何を叫んでいたか分からないが
警察もこのあたりにはVIPは歩いていないからすこし警備はゆるいのだと思う
先日は新幹線の改札近くに警備員が張り付いていたし
近くのビルでは警備員が大変に目立つ形で動き回っていた
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服装から化粧の仕方から歩くテンポまで
ずいぶんと違うものだと思う
女性の顔と頭髪にはいろいろな情報が詰まっている
こうしたことのすべてが
生活習慣病に関係するし
DNA関連の疾患に関係するし
また精神の不調に関係する
かわいそうな港区の放送局の職員は
90点が88点になっただけで「どうしたんだ」と言われ
全国で15番から20番に後退しただけで「もう辞めるか」と言われてしまう
ADは一週間泊り込みで家に帰る前にクリニックに来たと語る
受付嬢は笑う元気がなくなって派遣を取り消される
港区の広告屋さんはプレゼンで負けたことがないが
一度負けただけで大騒ぎだ
それに比較したら
55円のコロッケを食べて幸せにしている昼下がりのおばちゃんは
長生きするはずだろう
午前中はパート、午後は買い食い
なんだか人間が主役の街なのだ
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この地域の精神の不調と港区の精神の不調は違いがあり
訴えに違いがあり
治療の方法にはさらに大きな違いがある
どうなりたいのかの目標も異なる
予習復習をよくする子供のようなものだ
訴えもA4一枚に綺麗にまとめてある
うつ病になっても失われない強固な習慣である
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この街には小学校の同級生がいて
港区には高校の同級生がいる感じがする