話が通じない理由

先輩と話していて妙に話が通じるので

不思議に思った
よく考えてみると
要するに同じ本を読んでいるからではないかとの結論になった
築地新聞を読んで神田神保町交差点書店を読んでいれば
話が通じるらしい
ーー
最近の若い人とは話が通じないと言い
若い人は経験がないのだから仕方がない、年をとれば分かるだろうと
言うものだが
結局、年をとっても分からないのではないかとの結論になった
分かるという言い方がおかしいのであって
どんな本で言葉と文章を覚えたかの違いに過ぎないのではないか
ーー
通じていないのに通じていると思っている人もいて
こっちは通じていないと思っているし
向こうはとっくに通じていると思っていて
ということは
結局こちらが分かっていないらしいのだが
妙な具合である