危機に弱い二宮尊徳

二宮尊徳はエライ人と決まっているが

たぶん、安定した社会で、大枠が揺るがない場合のことだ
社会の大枠が変化するようなときは
二宮尊徳ではうまくいかないのではないだろうか
勤勉だけではうまくいかない
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江戸幕藩体制が固まった時点では良い適応である
高度経済性長時代も同じ
不確定要素が少なくて
努力と成果が比例する状況
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社会の基礎そのものが流動的な場合には
統合失調症に親和的な心性が適しているだろうと考えられる
ーー
野球というルールが揺るがない場合は
二宮尊徳的なプレイヤーとか作戦が役に立つのではないか
そもそもそのルールを作ろうという時点では
相対的に無力なのではないかと思う