慢性的な不安やうつに対しての「自己治療」としてアルコールや逸脱行為をする場合

アルコール症や行為障害の場合に背景に慢性の不安やうつがあり

それに対しての自己対処や自己治療である場合がある
この場合はより合理的な対処を提案できるのだから
治療としては進めやすい側面もある
何より薬剤の効果が期待できる
共依存などの現象が原因なのか結果なのかはいろいろなケースがあると思う
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心理的な事象を原因として仮定するよりも
医学的な原因を仮定しておいた方が
治療は進めやすいと思う
患者さん本人の気分も楽になる
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結局富士山に登ればいいのだと考えれば
どのルートを使ってもいいわけで
そこは柔軟でいいのだと思う
脳の原因と心理の原因は
絡み合うのが普通なので
それを一体のものとして考えてよいわけだし
治療としてアプローチする時には
接近しやすい部分からでいいはずだろう
柔軟に、きっかけの見つけやすい部分から糸口にして行けばいいのだと思う