二胡のチェンミン

二胡のチェンミンの演奏を聞いた

いくつかの演奏の中で
リベルタンゴが印象的だった
たぶん、中国のモンゴル地域のなんとかの歌とかと言っても
なんだか運動会の時の音楽とか
サーカスの音楽とかのように聞こえたので
リベルタンゴは一層大人の音楽に思えた
もちろんタンゴというものは出会いの方法なのであって
最終的に踊りを踊ってすっきりというわけにはいかない
その先がある
それなのに踊りさえなく
出会いでさえなく
音楽だけを聞いていいなあと言っているなんて
なんていう極限の弱力性ベジタリアンなのだろう
その先に限りなく誘われ
まず焼肉とうなぎなんかを食べなくてはと思って会場をあとにした
チェンミンのむき出しの腕がライトに光り
肌の質を感じさせた
というくらいかぶりつきの席で見た
手足の長いモデルさんのような人で
やはりオーラをまとっていた
笑顔の大きな人だった
会場では
顔の大きい人が多かった
どのような集め方をすれば
あのように顔の大きい人ばかり集まるのだろうか
不思議だった
思索的でない攻撃的で貪欲な顔
自分もそうかと思うと凹む