今夜はぱーっと行きましょう

特に理由もないのに
今夜はぱーっと行きましょうと
口癖のように言っている人がいて、
この人はmanic cell成分がうずうずしている
manie型の人なのだと思う。

そんな人が
カーニバルのない日常に塗り込められる窮屈さと言ったらないだろう。
お酒で解放感があればまだしもであるが、
お酒もだんだん日常になってしまうらしい。

踊りを伴うもの、昔のディスコなどは、かなり祝祭空間であり、
身体的参加があったわけだが、
最近はどうなのだろう。

Manicな人たちは走っていることが多いと思う。
走ることで祝祭空間にトリップし、
いろいろなことをリセットできると語る。

動き回るタイプの人とというのもいて、
水泳指導員からNPO代表からいろいろとがんばってしまう。
何かやっていないと私は死んでいるのと同じだという。

自転車みたいで、
止まると倒れてしまう。

疲れるだろうと言えば、
周期的に疲れて、
その時はもう何もできなくなるとのこと。

でも、前にぐんぐん進んでいる感じが忘れられなくて、
いつの間にかそのコースに戻っている。

こちらは「今夜はぱーっと」どころではなくて、
「人生はぱーっと!」というタイプなので
成功も高揚感も大きいが落ち込みも大きい。

ほどほどにとは行かないようだ。

隠し持った躁の傾向というものもあって、
育児の際に自分でも知らずに発揮していたりする。
「もっともっと」と子供に要求する。
多分、自分自身に対しても潜在的にmanicに要求しているのだろう。
自分の分身と感じる子供と言うことで、ついつい出てしまうのだろう。
母親はその場合、「また出たね」くらいで取り合わないらしい。
だからその夫婦はうまく行っている。
しかし子供にすればたまらない。
子供もManieならばちょうどいいようなものだが、
Manie同士で気が合うということもないのである。
むしろ、M成分がぶつかる。