人間は生きている限りその人なりに一所懸命だと思うんです
自分にとって最大利益になるように頑張っていると思います
そこのところは敬意を払わなくてはならない
体力がないとか知力がないとか
多少の妄想があるとか対人関係能力で弱さがあるとか
そんな事はいろいろとあると思う
それは当たり前でどれがいいとも悪いとも言えない
とりあえず現実にある制度が
その時その場でどのようなものであったかによるだけで何とも言えないと思う
他人に対して余りにも粗雑な評価をする人は
あまり賢くないわけだしその人の限界を露呈しているのだと思う
その事についても寛容に考えなくてはならないと思う
他人の評価にあたって誰もが多面的でかつ正当であるとは限らない
ただいろいろな偶然の成り行きで印象が形成されているだけ
というのが現実であるのかもしれない
ただそれだけの事なのに
なんと大きく人間の人生は他人からの評価に左右される事だろう
だからある国では美容整形が流行するし
ある国では他人行儀に自分を隠す
自分が他人にどう思われるかを基準にせずに
そんなものは結果なのだから気にしないで
自分として自分らしく生きていればそれでいいと思うのだが
どうだろう
他人によく評価される事が自分の人生にとってぜひ必要な事ならばそれも大切だとは思うが
他人の評価とは要するに見た目がきれいとか挨拶がきちんとしているとかその程度である事も多くて
悲しいような事ではある
人に気を使いますかと言われてとても気を使いますと答える人がとても多い
気を使わざるをえない社会になっているのだ
工芸の職人のように「1日20個」と朝に注文を言われたらあとは誰とも何も口をきかずに
黙々と続ける
それでいいじゃないかという人生も
大いにいいと思うのだが
最近はそれを許してくれない
商売の大半は愛想をよくしないとつとまらない
それが難しい
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若い人にもっと多様な仕事の仕方を提供したいものだと思う