携帯電話の不思議の話

ない知恵を絞って
無線通信の専門の人に疑問をぶつけた

不思議なのは携帯電話がどうしてその信号を自分に来た信号かと
分かるかということで
たぶん、ひっきりなしに流れている電波の中に、
「電話番号何番の人にこの信号」というのがデジタルだから1か0かで伝達されて、
それは少しの間だけで、また別の人用に番号と内容が伝えられて、
そのような信号がひっきりなしに流れているのだと思うけれど、
それをミスキャッチすることはあるはずで
どうしているのかと聞くと、10の3とか4乗という単位でミスも起こることは起こるけれど
補正しているのだとか言う。(よく理解していないので間違っているかもしれない。)
人間の声やメールなどの範囲ならばその程度で問題はないらしい。
でも、それぞれの人に信号が渡っているということは、いったいどれだけの密度になるものか、
膨大だと思う。

さらにその人が言うには、
それはとても不思議だと思うでしょうけれど、
だって、有線電話だって同じですよねと言う。
なるほど、そう言われてみればそうだ。

有線電話は糸電話みたいなものだと思っていませんか?
誰かと誰かを電線でダイレクトにつなぐものが電話交換機だとか。
それは違いますよね。
だって、それだと電話の回線の分だけ電話線が必要なはずでしょう。
交換機と交換機の間はそんなに多数の線ではないはず。

FM放送で一つの周波数には一つの局みたいな方式だと理解はしやすい。
むかしのトランシーバー。
昔のアマチュア無線はどんな感じだったのだろう。
最近の掲示板なのどのような匿名性はあったのだろうか。
でもそれでは個人電話には無理なので、別の方式が考えられているはず。

実際はそんなことはなくて、電線や光ケーブルの中を共有の回線を使って信号が流れている。
だからその中から自分に来た信号を分離して受信しているはずで、
それは有線でも無線でも同じだということらしい。
もちろんいろいろな方式があって、同じ電線に別の周波数の電流を流すことも行われる。
電力コンセントを使ったインターネットみたいな方式はそのひとつだろう。

それに、有線で流したとしても、電線の周りには必ず電波が発生するはずで、
有線と無線の違いは
その出力を大きくするかどうかの違いだけなのだとも言う。

なるほど。
糸電話じゃないものね。one to one で直結しているわけではなくて、
郵便はがきで部分部分がどんどん送られてきてそれをつなぎ合わせるような感じ。

大きな川に「番号+内容」のかけらがどんどん流れてきて、
それを間違いなく受け取って、つなぎ合わせているわけだ。
相当忙しい。

ということは盗聴もされてしまうはず。
そこを複雑に調整もしているらしい。(これもわたしにははっきり分からない。分かると困るようだ。)

その人の次の目標は、すごく簡単に言うと、
携帯で光ケーブル並みの情報伝達速度を出すこと。
でも、そんなにもリッチなコンテンツが携帯に必要ですかねと言うと、
人間は元には戻れないとのこと。

遊牧民なら必要だろうが、
農耕民族には必要ないような気もする。
第一老眼になれば見にくくてしょうがない。

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よく理解していないからこそ適当なことを書いてしまうけれど
電話の仕組みは実は郵便に似ているのだと思う
ポストに入れられて、それを集めて仕分けして、
毎日運ぶ。
それを猛烈に忙しくやっているのが電話、携帯、ネットなのだと思う。

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ここからが本題で
そんなにもすばらしい技術を持って
携帯電話してネットにつなぎ放題してブルーレイにして、
一体に何を見て何をしているかということだ。

そのギャップが人間だと思う。
科学技術は確実に加算されて積み上げられてゆくが
個々人の人間の発達は個人で終わりで
また次の世代は一からやり直しで
あまり種としての学習効果はないようだ
初恋はいつでも初恋なのだ

携帯メールで人の幸せは増えただろうかと
素朴に考えると何とも言えないところがある

科学技術は人間のいいところも悪いところも拡大するが
今のところは
人の親ならば心が痛む
ような部分が目立つ