京浜ホテル廃業

街を一回りして帰ってきたら結構汗をかいていた。

事務所の近くの
京浜ホテルが廃業するらしく、
駅前で労働組合が解雇反対と訴えていた。

そういわれてみると
国道沿いに並んでいる飲食店が閉じている様子だった。

リーマンのことと関係しているような話を
車の屋根の上でユニオンの旗を立てて怒鳴っていた。

時は早い。
すでに来年のカレンダーを見かける。

新しいバイオをさわってきた。
どれもいい。思ったより速い。(2008-9-26)

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2008-10-23追記

(2008年10月20日)
 高輪の老舗宿泊施設「京品ホテル」(港区高輪4、TEL 03-3449-5711)が10月20日で廃業し、137年に及ぶ長い歴史に幕を閉じた。

 同ホテルは、1871年に旅館として開業。1930年、品川駅高輪口正面に現在のホテルを建築し、4階建てで総客室数は52室。宴会場、会議室、レストラン、居酒屋コーナーを完備。夏にはビアガーデンも行っていた。経営は京品実業(同)。

 廃業は2年半前から検討しており、今年の5月に同社の小林誠社長が10月20日の廃業と全員の解雇を告げた。廃業の理由は、建物が新しい耐震基準に耐えられないのと、高輪の都市計画区画に入ったこと。

 小林さんは「京品ホテルは、元々個人事業ではじめた旅館。後継者もおらず建て直しは困難と考え、今回廃業を決意した。従業員には退職金を40%アップし、その90%以上は再就職先が決まっている。品川の方々、利用者の方には長い間お世話になりました」と話す。

 売却先は、経営破たんした米証券大手リーマン・ブラザーズの日本法人子会社のサンライズファイナンス(2008年9月、民事再生法の適用を申請)。同ホテルの跡地利用については未公表。

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正しくは京品ホテルのようです。

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一階にレストランがいくつか入っています。
ホテルに宿泊する外人さん目当てのようで、
客単価は高いようです。
さが野は何度か食べました。少しだけ高め。
写真には写っていないもう少し横の並びに立ち食いそば屋も
あり、そこはかなり安くて、中国人が常連のようになっていました。
夜11時頃になっておしまいだよと断られて悔しがっている中国の人を何度も見かけました。
わたしはそのあとまた事務所に帰って残業をしていました。
ホテルそのものは覗いたことがないのですが、
何しろ、自動車でうるさいと思います。
とても古そうで。イメージで言うと、横浜グランドホテルとか箱根の富士やホテルとか、そんなイメージ。

端っこにはにぎり寿司の店があって、タイムサービスで一人千円。
そうはいっても、向かいのスーパーで買って家で食べた方がいいとわたしは思った。

レストランはプリンス系、京急系、東武系のホテルの中にたくさんあって、
わたしはどれも好きではないけれど、利用者としては、
とりあえず、ここの第三京浜沿いのレストランが閉まっても、特に問題はない。

解雇撤回、雇用継続を要求しているようだが、どんな再建計画が可能だというのだろう。
しかも、高輪の都市計画区画に入ったこともあり、周辺の再開発計画との関係も出てきている。
それについては実際には進行していないらしい。
しかしこのホテルのように、まず営業中止して、再開発をしばらまく待つという態度でいるならば、
行政としても、また、この地域の大地主としても、何か考えようかということになるかもしれず、
そのときに優先入居権が発生するとしたら、それは逃したくないはずで、
まったく当てずっぽうで言うだけだけれど、いろいろな思惑もあり、
どん欲なものから、勘違いしたものまで、入り乱れている様子だ。
元々の計画が完成してしないし、着工決定でもないのが動きにくくしているのだろう。
東京オリンピックとなれば、当然新しいホテルで、値段も上げて商売したいだろうけれど、
そうでもないなら、中国人相手に、また新人缶詰研修を相手にして、しばらく稼いでいればいいじゃないかということになる。

首切り組と残留組が別れるのでもなく、とにかく閉院と言うらしいので、仕方がないだろう。
むしろ職人さんは、調理の腕があるのだから、どこでも食べて行かれる感じがするけれど、そういうものでもないのだろうか。

同じ区域でも、シンガポール・シーフード・リパブリックやロイアルホストとかオーバカナーレは集客がいいし、それぞれのそ客層にアピールして、土地の価値を高めていると思われる。それに比較すると京品ホテルのこれらのレストランはレトロな代物で、品川港南口のスケールメリットには完全に負けている。
従業員には退職金を40%アップし、その90%以上は再就職先が決まっているというのなら、いいではないかとも思えてくる。
新しい耐震基準に合格しないと言われてみれば多分そうかもしれず、仕方がない。

高輪の都市計画区画に入ったことで、肝心のその計画はどうなっているのか、なかなか伝わってこない。

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2008-1-25 追記

自主営業の京品ホテルで強制執行、元従業員ら立ち退かせる 大揺れ雇用

 昨年10月の廃業後も、元従業員らが自主営業を続けている東京・JR品川駅前の「京品ホテル」を巡り、東京地裁は25日、元従業員らを立ち退かせる強制執行をした。

 同ホテルの経営会社「京品実業」(東京都港区)が、自主営業を支援している労働組合「東京ユニオン」を相手取り、ホテルの明け渡しを求めた仮処分申し立てで、同地裁は今月15日、「従業員に(営業の)再開を求める権利はない」などとして明け渡しを命じる決定をしていた。(2009年1月25日12時04分  読売新聞)

人情はともかく、法律ではそうなることは明白と言えば明白であり、
それなのに数ヶ月とはいえ一部の人の再就職を遅らせて「運動」に駆り出してきた人たちの
考えはどうなのだろうかとも思う。

報道ネタにはなったけれどそれだけで
現実に資金を出す人もいなかったし知恵を出す人もいなかったわけだ。
新聞で数行、テレビで数秒、たったそれだけのために企画されて、それはそれでその人たちにとっては成功だったけれど、
なにしろマスコミの一部を占領することは大変に大きな価値があるのだから、たいしたものだが、
一方で、こんなはずではなかったのにと割り切れない思いをしている
人もいるのではないかと思う。