悪くなること前提

予算は衆議院の優越

しかしその他の法案は参議院で否決されると廃案
衆議院与党多数、参議院野党多数のねじれ状態では
与党が野党案を丸呑とか言われているのだが
どうか
直近の投票を重く考えれば野党案を通すのも筋が通っている
しかしそれをいうなら衆議院を選挙しなおして直近の判断を衆議院に反映させればいいとの
原則論も出る
しかしまた参議院を解散できないのに
参議院でNoといえば議案が通らないのもおかしな話で
制度としてやや均衡を欠いていると思う
衆議院と同じなら存在意味がないし
違うなら有害と言われてきた参議院が
いよいよ有害
しかし解散のない6年任期の参議院選挙の直前に消費税増税を宣言する人というのは
一体なんなのだろうと考えて分からなくなる
直後に言ってもよかったのに
執行権はないがNoということで権限を行使できる参議院野党が実質の立法権者になる
その責任を自覚するにはどうすればいいのだろう
だって、国政がうまく行くと菅政権に信任なんだし
国政がうまくいかないと参議院自民の責任なのだから具合がわるい
事態が容易に好転するとは予想できないので
参議院自民党のせいにされる可能性はある
そしてそれを選んだ国民のせいになる
しかしどこまでも後ろ向きな責任のなすりつけあい
悪くなること前提だからつらい