後輩の研究によれば
占いとラブレターは
誰にでも通用するものが簡単にできるのだという
少しでも個人情報があればなおさらもっともらしくなる
降霊系のやり方も同様で最大公約数的なやり方がある
不思議なものがそういう仕組みらしい
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後輩のpcには占いの文句がたくさん
たしかに当たらないとも言えないし否定も出来ないような言葉
またラブレターも同様
名前とか職業を入れ替えるだけで誰にでも使える言葉
またあの世からの言葉も同様で
言われたらついそれもそうだろうなと思うようなものがたくさんある
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一般的な言葉では満足できないので
ショパンの霊魂を呼び出して作曲してもらったとかというのもある
余り評判は良くなかったようだ
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あなたでなくてはだめなんですとか
あなたのまなざしがとか
あなたの心遣いのありがたさがとか
誰にでもいつでも当てはまるように仕組まれている
と言うことは逆算して、このような一般化の出来ない、固有名詞以外の固有の表現を使えば
結構いいのだろうと思うが
もちろん何も思いつかない
恋愛感情というものが一般的でありふれたものなので仕方がないのだろう
むしろ特別なラブレターをもらう方が危険だとも言える
ありふれたラブレターで
ありふれた恋愛をするのが
安全だ