補助線

私は今では中学程度の数学しか理解出来ないが

その範囲で言うと
分かっていない人に
分かってもらうには
要するに補助線を引いてあげることなんだと思うのだ
補助線を一本引くと
もうすぐにでも分かる簡単な問題になる
ーー
あなたには分からないと嘆く前に
あなたでも分かる補助線を引いてあげる
それが親切というものだ
ーー
おもいっきり眠い時とか
数学の問題自体が英語で書かれているとかそのように
CPUの働きが阻害される事態を想定してみて欲しい
そのときでもなおはっきり分かるような説明を考えること
これが分かっている人の親切だ
ーー
自分でもよくわかっていないのに
偉そうなふりをするのは人間の社会というものだ
ーー
つい先日まで愚鈍で
そのことを自覚していた人が
突然偉そうにしている場合
愚鈍であることの自覚さえできなくなったということだ
病気は深くなったのだ
ーー
なんとか分かりやすい補助線を引きたいものだと思う
それが理性のパワーアップである
それが出来れば空威張りもなくなるし
極度の愚鈍ゆえの無自覚の断定もなくなるだろうと思う
年をとると仕方がないけれど